急性喉頭蓋炎

【急性喉頭蓋炎とは】
急性喉頭蓋炎は命に関わるとても重い病気です。
ほとんどがインフルエンザ菌b型(Hib)によるものなので、乳幼児期にヒブ(Hib)ワクチンを受けていればこの病気になることはまれです。1歳〜5歳の乳幼児に多く3歳がピークです。
【感染様式】
飛沫感染や接触感染です。
【潜伏期】
不明です。
【診断】
特徴的な症状で本疾患を疑い、麻酔科や耳鼻科のいる病院で窒息をしないように処置を行います。
【症状】
急激な発熱、咽頭痛などで始まり、痛みと苦しさのため、よだれを伴い下顎を前方に突き出す姿勢(sniffing position、tripod position)をとることが多いです。
症状はとても早く進行します。ちょっとした刺激(舌圧子での圧迫や咽頭培養など)で喉頭蓋が気管に落ち込むことがあり危険です。
【治療】
窒息をしないように気道を確保することが先欠で、入院して抗生剤を点滴して加療します。気道確保には気管内挿管や、気管切開をする必要がある場合もあります。
【予防】
ヒブ(Hib)ワクチンを接種することです。
Hibワクチン未接種または完了前の小児がHib感染者に接触した場合は、厳重に経過を観察する必要があります。
もし熱が出たのなら適切な処置が必要です。また、リファンピシンという抗生剤を予防投与する場合もあります。
【参考にした文献】
小児呼吸器感染症ガイドライン 2017
小児感染症マニュアル 2017
Red Book 2015 AAP