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診療案内 先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)

以前は先天性股関節脱臼と呼ばれていましたが、現在は発育性股関節形成不全と呼ばれることが多いです。
以前は母体内での問題が原因と考えられていましたが、現在では一部のお子さんを除いては関節弛緩と臼蓋形成不全に加え、出生後のオムツの巻き方や抱き方などにより後天的に脱臼を起こすことがわかったため、このように呼ばれるようになったのです。
近年布オムツの使用が減ったことなどから,なる子どもが少ないと思われていましたが、見逃しが多いことがわかってきました。
そのため、日本小児整形外科学会では健診の歳のスクリーニング方法を作成しています。
1歳になるまでに見つけてあげれば装具だけで治療ができる可能性が高くなります。

座る

 

【乳児健診でのスクリーニング】

①股関節の開排制限

開排角度が20°以下の場合や左右差があれば専門医療機関に紹介になります。

以下のうち2つ以上あれば専門医療機関紹介になります。

②向き癖がある

③逆子(帝王切開を含む)

④女児

⑤家族歴がある ご家族で先天性股関節脱臼の既往あるいは股関節の手術の既往がある。

⑥大腿皮溝の非対称

⑦脚長差がある

 

【確定診断】

専門医療機関で診察してもらい、超音波(エコー)、レントゲンなどで診断します。

 

【予防の為の指導】

以下のサイトを参考にして下さい。

赤ちゃんが股関節脱臼にならないように注意しましょう

抱っこ

【治療】

治療は急ぎませんが、大切なことはできるだけ後遺症を残さないようにすることです。

保存的治療

保存的治療の代表がリーメンビューゲル(Rb)法です。患児をM字開脚する姿勢をとらせます。その他にもギブス法・牽引(オーバーヘッドトラクション法:OHT)法・徒手整復法などがあります。

 

手術

一定の年齢を過ぎると保存的治療が期待できません。

 

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