ポリオウイルスの感染により、発熱、頭痛、嘔吐、体のだるさなど風邪のような症状に引き続き、手足、特に足に麻痺が現れます。その後、回復に向かいますが、麻痺が残ることもあります。特効薬はなく、対処療法しかありません。予防接種が唯一の予防法です。
ポリオウイルス(小児麻痺の原因のウイルス)を不活化したワクチンです。
現在、日本では経口の生ワウチンが集団接種されているのが現状です。生ワクチンは不活化ワクチンより効果は強いのですが、生ワクチンであるが故にワクチンを接種(飲む)することにより、ポリオ(小児麻痺)を発症することがあります(ワクチン関連性麻痺 vaccine-associated paralytic poliomyelitis:VAPP)。ポリオがまだ流行する地域では生ワクチンが有効でありますが、流行のない先進国では、この副作用のため不活化ワクチンが推奨されています。
現に、先進国で不活化ワクチンを施行していないのは日本だけです。日本でも現在、不活化ワクチンの治験を実施していますが、実際に使用されるのはまだ数年以上かかると思われます。当院で施行している不活化ワクチンはフランスから輸入したものであり、多くの国で実際に使用されているワクチンです。
接種のスケジュールはアメリカでも州により異なりますが、WHO(世界保健機構)では、トータルで最低4回の接種を推奨しています。
現在、日本で行われている治験でもこのスケジュールが使用されており、当院でもこの方法をお勧めしています。
| 基礎免疫 | 第1・2・3回を4~8週間隔で接種 |
|---|---|
| 追加免疫 | 3回目から1年後 |
| 基礎免疫 | 第1・2回を4~08週間隔(できるだけ8週後)で接種 |
|---|---|
| 基礎免疫 | 第3回を6~12ヶ月後(できれば12ヶ月後)に接種 |
| 追加免疫 | 4歳~6歳で接種(3回目が4歳未満の場合) |
経口生ワクチンを1回接種した方は2回目からの接種となり、合計で4回の接種をして頂きます。
成人でポリオワクチンを接種していない方は4~8週間隔(できれば8週後)で2回接種し、1年後の3回目を接種して終了です。









